最新版 糖尿病虎の巻-新時代の糖尿病診療を実践する
インクレチン時代の糖尿病学
菅原 健二
1
,
清野 裕
1関西電力病院 糖尿病・栄養・内分泌内科
キーワード:
糖尿病-2型
,
臨床試験
,
治療成績
,
Exenatide
,
Liraglutide
,
Vildagliptin
,
Alogliptin
,
Incretins
,
Sitagliptin
Keyword:
Sitagliptin Phosphate
,
Liraglutide
,
Clinical Trials as Topic
,
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Treatment Outcome
,
Incretins
,
Exenatide
,
Vildagliptin
,
Alogliptin
pp.567-573
発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011353484
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・インクレチン関連薬は、従来の糖尿病薬とは異なる作用機序により血糖依存的にインスリン分泌を促進する薬剤であり、インスリンやSU薬、グリニド薬などで認められていた低血糖や体重増加などのデメリットが少なく、分泌不全を主体とする日本人2型糖尿病に対する治療方法として期待が高まっている。・インクレチン関連薬は、内因性インクレチンの作用増強を可能にするDPP-4阻害薬、そしてGLP-1受容体作動薬に大別される。いずれも日本人の2型糖尿病患者において優れた効果が示されている。・インクレチン関連薬の登場により現在糖尿病治療に大きな変革が起こっており、本邦において第一選択薬として幅広く普及することが予測される。
©Nankodo Co., Ltd., 2011