変わりゆくパーキンソン病診療 早期診断から進行期患者の治療まで
パーキンソン病の症状を知る パーキンソン病の重症度分類
大塚 千久美
1
1岩手医科大学 医学部内科学講座神経内科・老年科分野
キーワード:
日常生活活動
,
Parkinson病
,
重症度指標
Keyword:
Activities of Daily Living
,
Parkinson Disease
,
Severity of Illness Index
pp.793-796
発行日 2011年5月1日
Published Date 2011/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011189950
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
・パーキンソン病(PD)に対するlevodopa治療の出現後、より標準化した方法でPDの重症度を評価することが必要となり、多くの重症度尺度が開発された。・levodopa治療出現前の初期の尺度として、Hoehn & Yahr重症度分類がある。これはPDの進行程度を表すおおまかな尺度で、現在も広く使用されている。・1987年に導入されたunified Parkinson's disease rating scale(UPDRS)は、PDの機能障害を評価する総合的な重症度尺度で、詳細な評価が可能であることから治療効果の判定などに有用であり、PDの運動機能評価の世界標準として広く使用されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2011