薫風吹く膠原病診療-臨床を駆ける進歩の風
診断・治療の進歩 Sjoegren症候群
松本 功
1
1筑波大学 膠原病リウマチアレルギー内科
キーワード:
IgG
,
Sjoegren症候群
,
高ガンマグロブリン血症
,
集団検診
,
鑑別診断
,
赤血球沈降速度
,
唾液腺疾患
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
病歴聴取
,
リウマトイド因子
,
Rituximab
,
膠質反応
Keyword:
Rituximab
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Blood Sedimentation
,
Diagnosis, Differential
,
Immunoglobulin G
,
Hypergammaglobulinemia
,
Mass Screening
,
Medical History Taking
,
Rheumatoid Factor
,
Sjogren's Syndrome
,
Salivary Gland Diseases
pp.595-598
発行日 2011年4月1日
Published Date 2011/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011160954
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・乾燥症状を問診、診察、検査でしっかり捉えることが重要である。・鑑別診断としてRAは重要である。高頻度でRFが陽性となるが、抗CCP抗体は陰性となることが多い。関節炎は一過性で、進行性のことは少ない。ほとんどの症例がNSAIDsで対応可能である。・多彩な臓器障害を伴うことがある。IgG4関連疾患も鑑別として重要である。・抗ガンマグロブリン血症、膠質反応陽性、赤沈高値などを検診で指摘され受診することがある。
©Nankodo Co., Ltd., 2011