内科医が診る不安・抑うつ どこまで診るのか、どこから診ないのか
トピックス 新しい薬物療法
辻 敬一郎
1
,
田島 治
1野崎クリニック
キーワード:
抗不安剤
,
抗うつ剤
,
Bupropion
,
Duloxetine
,
Mirtazapine
,
新薬開発
,
Escitalopram
,
Desvenlafaxine
Keyword:
Duloxetine Hydrochloride
,
Desvenlafaxine Succinate
,
Antidepressive Agents
,
Anti-Anxiety Agents
,
Citalopram
,
Bupropion
,
Drug Discovery
,
Mirtazapine
pp.269-274
発行日 2010年2月1日
Published Date 2010/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010107272
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海外に遅れをとりつつも、わが国でも抗うつ薬や抗不安薬の開発が行われている。抗うつ薬では、従来のモノアミン仮説に則ったいくつかの新規抗うつ薬の臨床試験が行われており、一方で、モノアミン仮説によらないまったく新しいタイプの抗うつ薬の研究開発も進められている。不安障害治療薬では、選択的セロトニン再取り込み阻害薬を中心とする新規抗うつ薬が、種々の不安障害治療薬として適応症を取得し、今日の第一選択薬として用いられているが、今後はベンゾジアゼピン系やセロトニン系以外の抗不安薬の開発も見込まれている。
©Nankodo Co., Ltd., 2010