内科医が診る不安・抑うつ どこまで診るのか、どこから診ないのか
トピックス 不安うつ病
貝谷 久宣
1
1和楽会心療内科・パニック障害研究センター
キーワード:
うつ病
,
カウンセリング
,
パニック症
,
自傷行為
,
対人恐怖
Keyword:
Depressive Disorder
,
Counseling
,
Panic Disorder
,
Self-Injurious Behavior
pp.275-279
発行日 2010年2月1日
Published Date 2010/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010107273
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不安うつ病は不安障害に伴ううつ病である。不安障害がうつ病を伴う割合は発症年齢が遅い不安障害ほどその割合が高く、社交不安障害(中学生前後発症)では60%前後、パニック障害(25歳前後発症が多い)では70%以上である。不安うつ病では、しばしば不安・抑うつ発作が生じ、その対処行動として種々のアクティング・アウトがみられることがある。不安うつ病は非定型うつ病の病像をとることが多く、難治で、社会的障害度が高い。
©Nankodo Co., Ltd., 2010