肝癌撲滅最前線
発生抑止 石川県の肝癌撲滅戦略 モデルケースとして
酒井 明人
1
,
金子 周一
1金沢大学附属病院 消化器内科
キーワード:
Interferons
,
肝臓腫瘍
,
集団検診
,
肝炎-C型-慢性
,
石川県
,
公共事業
,
受診率
Keyword:
Government Programs
,
Interferons
,
Liver Neoplasms
,
Mass Screening
,
Hepatitis C, Chronic
pp.661-665
発行日 2009年10月1日
Published Date 2009/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009341887
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肝炎ウイルス検診受診率、要精検者受診率は、性・年齢のほかに、地域でも差があった。保健師・行政による要精検者のフォローアップおよび未受診者への受診勧奨は有効であり、適切な医療に結びついていた。地域で多くの症例はかかりつけ医が存在するため、かかりつけ医への肝炎診療に対する考え方、最新情報の普及により、かかりつけ医のボトムアップを行い、最適な医療につなげることが重要である。専門医受診は最適な医療に直接結びつきやすく、厚生労働省ガイドラインに準じた専門医受診を勧奨する施策が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2009