心筋症 診断の進歩と治療のブレークスルー2009
心筋症治療の現況、新しい試み 中隔塞栓術による閉塞性肥大型心筋症の治療
土金 悦夫
1
1豊橋ハートセンター 循環器科
キーワード:
Ethanol
,
脚ブロック
,
徐脈
,
心エコー図
,
心筋症-肥大性
,
治療成績
,
経皮的中隔心筋焼灼術
,
超音波造影検査
Keyword:
Ethanol
,
Bundle-Branch Block
,
Bradycardia
,
Cardiomyopathy, Hypertrophic
,
Echocardiography
,
Treatment Outcome
pp.506-510
発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009118833
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閉塞性肥大型心筋症(HOCM)に対するアルコールによる経皮的中隔塞栓術は、薬物療法と外科的心筋切除術の中間に位置する。心筋コントラストエコーの導入により、現在ではその初期成績は良好である。圧較差の低減に成功した症例は、慢性期に左室全体に良好なリモデリングが誘導される。生命予後の改善効果や、慢性期の心室性不整脈誘発などの長期予後に関しては、今後の検討が待たれる。
©Nankodo Co., Ltd., 2009