新時代の不整脈診療 突然死をいかにして防ぐか
心臓突然死の実態とその対策 今、求められていることは
池田 隆徳
1
1杏林大学 医学部第二内科
キーワード:
心筋梗塞
,
発生率
,
植込み型除細動器
,
突然死-心臓
,
リスク評価
Keyword:
Myocardial Infarction
,
Incidence
,
Death, Sudden, Cardiac
,
Defibrillators, Implantable
,
Risk Assessment
pp.420-423
発行日 2008年9月1日
Published Date 2008/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008289945
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心臓突然死に関するガイドラインがいくつか出され、対策の指針が示されている。また、一般市民のための心臓突然死に対しての啓蒙活動も着々と進んでいる。わが国では年間に5万を超える人々が心臓突然死をきたしている。原疾患としては虚血性心疾患がもっとも多いが、心筋症やBrugada症候群なども忘れてはならない。現在、使用可能な指標を駆使してリスク層別化を行うと、心臓突然死の発現をある程度予測することができる。植込み型除細動器の適応に関するガイドラインも出されており、二次予防のみならず、一次予防についてもその方向性が示されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2008