脳血管障害最前線 Time is brainの時代を迎えて
急性期脳血管障害の診断の進め方 臨床病型診断の進め方
後藤 淳
1
1東京都済生会中央病院 脳卒中センター神経内科
キーワード:
危険因子
,
脳血管障害
,
病歴聴取
,
分類
,
Tissue Plasminogen Activator
,
コレステロール塞栓症
,
時間因子
,
静脈内投与
,
頭部CT
,
病態生理
Keyword:
Classification
,
Cerebrovascular Disorders
,
Medical History Taking
,
Risk Factors
,
Tissue Plasminogen Activator
,
Time Factors
,
Embolism, Cholesterol
,
Administration, Intravenous
pp.833-837
発行日 2008年5月1日
Published Date 2008/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008196520
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出血性脳卒中を確実に除外し、脳梗塞急性期で禁忌がなければ、t-PA静注は病型を問わないので、いたずらに病型診断に固執せず、速やかに適応を判断し治療を進める。その上で、問診、診察、補助検査から、病型診断の努力を行う。病型診断は、急性期から慢性期を通じ、治療方針や患者マネージメント決定のための基本情報としてきわめて重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008