腫瘍内科診療データファイル
疾患からみる各種癌の診断・治療 血液 非ホジキンリンパ腫
高松 泰
1
,
鈴宮 淳司
1福岡大学病院 腫瘍・血液・感染症内科
キーワード:
Cyclophosphamide
,
Cytarabine
,
Methotrexate
,
腫瘍多剤併用療法
,
リンパ腫-B細胞性
,
リンパ腫-非Hodgkin
,
リンパ腫-びまん性大細胞型B細胞性
,
Rituximab
,
白血病リンパ腫-前駆細胞リンパ芽球性
,
CHOP Protocol
Keyword:
Rituximab
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Cyclophosphamide
,
Cytarabine
,
Lymphoma, Non-Hodgkin
,
Methotrexate
,
Lymphoma, B-Cell
,
Lymphoma, Large B-Cell, Diffuse
,
Precursor Cell Lymphoblastic Leukemia-Lymphoma
,
VAP-cyclo Protocol
pp.1328-1335
発行日 2007年12月1日
Published Date 2007/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008061429
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低悪性度群(濾胞性リンパ腫など)は、進行が緩徐で強力な治療を行わなくても長期間生存するが、治癒は期待できない。限局期の症例には放射線療法、進行期のB細胞性リンパ腫にはrituximabを併用した化学療法を行う。中・高悪性度群(びまん性大細胞型リンパ腫など)は、適切な治療を行うと治癒が期待できる。限局期の症例に対してはCHOP療法3コース+放射線療法、進行期にはCHOP療法を6~8コース行う。B細胞性ではrituximabを併用したCHOP療法を行う。高高悪性度群(リンパ芽球性リンパ腫、バーキットリンパ腫)は、悪性リンパ腫に準じた治療を行っても予後不良で、急性リンパ性白血病に準じた化学療法を行う。
©Nankodo Co., Ltd., 2007