内科診療最前線2007 この1年の動向を踏まえて
呼吸器疾患
一ノ瀬 正和
1
,
南方 良章
,
山縣 俊之
,
松永 和人
1和歌山県立医科大学 内科学第三講座
キーワード:
喘息
,
肺線維症
,
肺癌-非小細胞
,
肺疾患-慢性閉塞性
Keyword:
Asthma
,
Carcinoma, Non-Small-Cell Lung
,
Pulmonary Fibrosis
,
Pulmonary Disease, Chronic Obstructive
pp.1052-1057
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007068434
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)の管理効率は、長時間作用型気管支拡張薬の登場で大きく改善した。COPDの息切れ改善効果は、肺容量の減少による点が大きい。喘息死は、吸入ステロイドの普及で大きく減少した。喘息の気道炎症モニタリングとして、呼気凝縮液検査が注目されている。肺癌の分子標的薬の効果予測因子の解明が進んでいる。特発性間質性肺炎の中で、特発性肺線維症はもっとも頻度が高く予後不良である。
©Nankodo Co., Ltd., 2006