発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006078098
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慢性閉塞性肺疾患治療として,長時間作用型β2刺激薬や抗炎症薬ホスホエステラーゼ4阻害薬が注目されている.間質性肺炎・肺線維症の遺伝的要因の解析や,抗線維化を目指してのpirfenidone,N-acetylcystein,γ-interferonが臨床試験中であり,期待が大きい.膠原病肺は,膠原病の種類により肺病変が多様であり,予後も異なる.また,薬剤性間質性肺炎も新規薬剤の登場にて増加しており,注意すべきである.気管支喘息の分子病態をベースに新規医薬品が登場している.肺癌はEGFR分子を標的とした治療薬を中心に遺伝子レベルの解析から個別化治療へと展開している
©Nankodo Co., Ltd., 2005