発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006186469
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意識障害は,救急患者を扱う内科医ならば,応急処置,診断,初期治療できる必要がある.来院したら,ABCDの順に,重症になりうる疾患を見落とさぬように診察を進める.重症度は,発症機転,バイタルサイン,意識障害の程度,麻痺・左右差の有無から判断する.二次性の脳障害を避けるために,救急外来でできる応急処置を並行して行う.確定診断に有効で,緊急時でも簡便・安全に行える検査を優先して選択する.頭部CTは意識障害診断の中心である.迅速かつ安全にCT室に移動できるよう準備する
©Nankodo Co., Ltd., 2006