発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006012489
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外来診察室は医療機関を受診するほとんどすべての患者が最初に通る玄関口である.診察室にはさまざまな感染症患者も訪れるため,適切な感染対策を実施することが重要である.感染対策の基本は標準予防策であるが,特定の感染症については感染経路別予防策を追加する.外来でよく遭遇する疾患の中で,特段の対策を要する疾患(結核,麻疹,水痘,風疹,ムンプス,インフルエンザ,感染性胃腸炎,疥癬,シラミ,海外渡航者感染症ならびに新興呼吸器ウイルス感染症)について言及した.外来診察室での感染リスクを減らすためには,日頃から標準予防策や呼吸器エチケットなどを実行しておくことと,早期のトリアージが重要である
©Nankodo Co., Ltd., 2005