発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005108063
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成人Still病の特徴的な臨床症状は間欠熱,リウマトイド疹,関節症状であるが,非典型例では診断がむずかしい.臨床検査所見として白血球増多,好中球増多,炎症反応高値,血清フェリチン高値がみられるが抗核抗体,リウマトイド因子など自己抗体は陰性である.極軽症例を除いてステロイド治療が必要である.難治例ではmethotrexateなど免疫抑制薬や生物学的製剤の有用性が報告されている.T細胞やマクロファージの活性化が進み,サイトカインストームをきたすとマクロファージ活性化症候群(続発性血球貪食症候群)と呼ばれる重篤な病態を呈する
©Nankodo Co., Ltd., 2005