発行日 2001年10月1日
Published Date 2001/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2002073472
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42歳女.右下顎と歯肉の痺れ感を主訴とした.胃内視鏡下生検で胃粘膜内に瀰漫性に浸潤する異型の強い中型リンパ腫細胞を認め,免疫染色でPan-B(+),UCHL-1(-)を示したことからB細胞由来の悪性リンパ腫と診断した.腹部MRI検査では膵の瀰漫性腫大と後腹膜リンパ節腫大を認めた.3クールのCHOP療法を行ったところ下顎・歯肉の痺れ感は消失し,膵腫大,後腹膜リンパ節腫大も著明に改善し,胃内視鏡検査上も病変がほぼ完全に消失していた
©Nankodo Co., Ltd., 2001