発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2002060917
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43歳女.健康診断で心電図異常を指摘された.腎血管造影を行ったところ,右腎動脈は1本のみで,造影剤は右腎上極へ向かう径約8.4mmの枝より腹側外側へ,静脈と考えられる拡張した血管へ径約1.8mmの動静脈瘻を形成して流入し,順次拡張蛇行した異常血管が描出された後,腎静脈から下大静脈へと流入していた.本例は症状が全くなかったが,拡張した静脈の破裂の危険性を考慮し,侵襲の少ない塞栓術を行った
©Nankodo Co., Ltd., 2001