発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2001277715
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
急性期非塞栓性脳梗塞患者のうち,sodium ozagrelを投与した506例(男291例,女215例)を,投与後に順調に改善した417例をA群,一時的に神経症候が悪化したが最終的に改善した35例をB群,改善が認められなかった49例をC群として比較検討した.A群では動脈硬化が軽く,ラクナ梗塞であることが多いのに対し,C群では大半は主幹動脈の高度な硬化・狭窄であった.B群は,A・C群の中間の狭窄程度であった.薬剤投与を中止した症例は7例で,4例に出血性病変を認めた.sodium ozagrel投与後のADLの改善は良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2001