発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2001259786
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症例は47歳男で頸部リンパ節腫脹を主訴とした.生検リンパ節の病理組織像は反応性リンパ節炎の像を呈し,トキソプラズマIgM抗体及びIgG抗体の増加を認め,トキソプラズマ初感染を疑った.sulfamonomethoxine,acetylspiramycinの投与を開始し,投与後10日頃よりリンパ節の縮小を認めた.4週間内服を継続した後に,投与を中止したが再発は認められていない.又,治療に伴いトキソプラズマIgM抗体は次第に低下した.又,リンパ節組織よりトキソプラズマ原虫特異的遺伝子(SAG1)を同定した
©Nankodo Co., Ltd., 2001