発行日 2001年1月1日
Published Date 2001/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2001168327
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症例は50歳女性で肝機能障害を主訴とした.血液検査でHCV抗体陽性,腹部超音波で慢性肝障害の所見を呈し,脂肪肝はなく,血液検査所見とあわせてC型慢性活動性肝炎と診断した.GOT,GPTは軽度上昇を認め血小板は軽度低下した.HCVグルーピングはグループIであるがウイルス量は比較的少なくインターフェロン(IFN)治療の適応と判断した.IFNβ600×10^4Uを8週間連続,その後4週間,週に3日投与予定で治療開始した.投与直後より著明なトリグリセリド(TG)の上昇を認め高TG血症を呈した
©Nankodo Co., Ltd., 2001