問題点の検討
人工股関節全置換術における大腿骨後顆面と大腿骨近位軸に対するステム前捻角の違い
今井 教雄
1
,
宮坂 大
,
井渕 慎弥
,
鈴木 勇人
,
須田 健
,
遠藤 直人
1新潟大学 大学院地域医療長寿学講座
キーワード:
関節疾患
,
股関節
,
大腿骨
,
コンピュータシミュレーション
,
人工股関節
,
三次元イメージング
,
股関節置換術
Keyword:
Computer Simulation
,
Femur
,
Hip Joint
,
Hip Prosthesis
,
Joint Diseases
,
Arthroplasty, Replacement, Hip
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.141-143
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017143378
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形成不全性股関節症の診断で寛骨臼回転骨切り術を施行した12例24肢(全例女性、22~45歳)を対象とした。非手術側も含めた24股に対してコンピュータシミュレーションを施行した。矢状面に対して、近位軸は平均11.0±2.1°(7.6~15.5°)屈曲していた。前額面に対して、近位軸は平均6.0±2.5°(2.1~10.2°)内反していた。近位軸に沿ってステム前捻角を20°として三次元テンプレーティングを行った際の後顆面に対するステム前捻角は平均10.5±3.3°(3.3~15.6°)であった。後顆面に対してステム前捻角が20°となるように三次元テンプレーティングを行った際、近位軸に対するステム前捻角は平均26.1±2.1°(22.2~29.7°)であった。
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