発行日 2011年7月1日
Published Date 2011/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2011306542
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骨端線を貫通せずに前十字靱帯(ACL)再建術を施行した骨端線閉鎖前の小児20例20膝と、骨端線閉鎖後にACL再建術を施行した成人65例65膝の治療成績を比較・検討した。検討項目は、術後1年(抜釘時)の徒手不安定テスト(Lachmanテスト、Nテスト)、ストレス撮影用装置を用いたストレス撮影像での患健差、Lysholmスコア、再断裂率とした。Lachmanテストの陰性率、ストレス撮影像による患健差、Lysholmスコア、再断裂率に小児例と成人例で有意差は認めなかったが、成人例の方が良好な値を示した。Nテストの陰性率は小児例で有意に低く、成績が劣っていた。
©Nankodo Co., Ltd., 2011