発行日 2009年10月1日
Published Date 2009/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2010044176
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
著者らが加療を行った中下位頸椎損傷16例を対象にSub-axial injury classification(SLIC)システムを用いた評価を行い、その有用性について検討した。損傷の内訳は脱臼骨折7例、外傷性分離2例、棘突起骨折1例、非骨傷性頸髄損傷6例で、8例に手術的治療、残り8例に保存的治療が行なわれた。SLICシステムによる判定と著者らの行った治療は全例一致していた。以上の結果から、SLICスケールの点数化はややあいまいな部分があるものの、使用が簡便で、手術適応の判定には有用な評価法であることが確認された。
©Nankodo Co., Ltd., 2009