発行日 2007年12月1日
Published Date 2007/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2008060717
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62歳女。転倒後の左膝痛・腫脹を主訴とし、可動域(ROM)は0°~130°であった。MRI所見より前十字靱帯(ACL)損傷および大腿骨外顆軟骨下骨骨折の診断で、骨折部癒合を目的とした鏡視下ドリリングおよび安定性獲得のためのACL再建術を施行した。ACLは後外側線維のみが断裂しており、人工靱帯にて再建した。術後5ヵ月の時点で疼痛は消失し、ROMは0°~140°であり、MRIにおいても骨癒合を認めた。術後9ヵ月のMRIでは軟骨下骨の一部に硬化像を認めたが、術後10ヵ月現在疼痛・腫脹・不安定感もなく経過良好である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007