発行日 2007年8月1日
Published Date 2007/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007291650
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症例1(30歳男性)、症例2(47歳男性)、症例3(48歳男性)。いずれも歩行障害を主訴に、免疫グロブリン異常と多発性神経炎を認め、POEMS症候群と診断された。単純X線では、症例1は左腸骨に辺縁硬化を伴う骨透亮像が認められ、症例2はL1右椎弓根に辺縁硬化を伴う骨融解像がみられた。また、症例3は左第1肋骨に骨硬化と骨融解像を認めた。3例とも神経症状は左右対称的、遠位中心であり、運動神経優位に障害を認め、治療として放射線照射とメルファランとプレドニゾロンの併用、およびプレドニゾロン単独による化学療法を行い、神経障害の改善を得た。
©Nankodo Co., Ltd., 2007