発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002233852
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外傷性頸部症候群989例(男531例・女458例,10~76歳)を対象に,受傷時状況・症状,入院治療の有無,治療期間等について中長期調査した.状況は後方より追突された659例,側方より追突された84例,正面衝突71例,追突をした41例,自損32例,車の転倒か落下11例,その他16例,不明75例であった.症状は他覚的所見のない,頸部周囲の全体的・特異的訴え783例,筋・骨組織所見を伴う頸部の訴え105例,神経所見を伴う頸部の訴え76例であった.入院治療は52例(5.2%)で,うち医療機関は23例,入院期間は1~33日,平均10日であった.治療期間は1日403例,1週間以内195例,1ヵ月以内195例,3ヵ月以内104例,6ヵ月以内43例,1年以内35例で,1年より長期の治療は9例であった
©Nankodo Co., Ltd., 2002