発行日 2002年4月1日
Published Date 2002/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002168227
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68歳男.自動車事故で頭部をぶつけ右上肢運動麻痺が生じた.X線でC3~C6の椎体後方の骨棘による脊柱管狭窄を認め,C3/C4レベル以下でLuschka関節の骨棘による椎間孔の狭小化を認めた.MRIでC3~C7にかけて脊柱管狭窄を認め,椎体前方に滲出液の貯留を認めた.脊髄造影およびミエロCTでC4/C5椎体前方の骨棘による硬膜管右側前方の圧迫所見を認めた.以上より,外傷より発症したKeegan型解離性運動麻痺と診断し,C4~C6前方固定術を施行し,症状は改善した
©Nankodo Co., Ltd., 2002