発行日 2002年3月1日
Published Date 2002/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002145783
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52歳女.10日ほど前より左下肢痛が出現し,徐々に増悪するため受診した.単純X線検査で皮下ガス像を認めたためガス壊疽と診断した.起因菌については,患者の全身状態が良好で炎症の進行が比較的緩除であることや,足関節の運動が良好であること,クレアチンキナーゼの上昇がないことなどから非クロストリジウム性と判断した.抗生物質の投与,外科的ドレナージに加えて超酸性水による洗浄を続けた結果,ガス像は減少し,患肢を温存できた
©Nankodo Co., Ltd., 2002