発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001149595
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症例は71歳男性で両股関節痛,歩行困難を主訴とした.意識レベルは清明で両股関節は視診上外傷は認められず屈曲,外転,外旋位を呈していた.単純X線で両股関節とも臼底に骨折を認め,大腿骨頭の臼底への陥入がみられた.CTでは両側臼底は数ヶ所で転位した骨折を認め,大腿骨頭は陥入し,中心性脱臼の所見であった.Lowe and Lowell分類でsuperior dome fracture type Aであった.骨塩定量による骨塩量は正常であった
©Nankodo Co., Ltd., 2001