発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014042094
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腹腔鏡下胆嚢摘出術において胆嚢管の総胆管側を2重クリップし、切除側(胆嚢側)をBiClampでシーリングして切離した5例全例で術中に胆嚢管からの胆汁漏出は認めず、腹腔外への胆嚢摘出は回収袋に入れて臍の創を延長して行ったが、その操作中にも胆汁の漏出は認めなかった。マンシェットによる50mmHgの加圧でもシールした胆嚢管の破綻は認めなかった。5例中3例は完全にシーリングができていると判断されたが、2例でシーリングされた部分と若干内腔が残存している部分があり、不完全なシーリングと判断された。
©Nankodo Co., Ltd., 2013