発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012198994
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
胃癌および大腸癌で緩和ケアを必要とした患者を対象に、ギアチェンジのツール(安心ブックレット)を作成し、導入後の在宅率を導入前と比較検討した。なお、安心ブックレットはスムーズなギアチェンジを図るために必要な仕組みや知識ををまとめ、自宅での生活をめざすことを基本原則として内容を構成した。その結果、導入前の在宅率は26.3%、導入後の在宅率は65.4%で、有意な増加を認めた。以上のことから、安心ブックレットは緩和ケアへのギアチェンジやスムーズな在宅への移行ツールとなることが示唆された。
©Nankodo Co., Ltd., 2011