外科医が知っておくべき緩和ケア
癌疼痛に対するオピオイドの使用法(PCA)
橋口 さおり
1
1慶応義塾大学 麻酔学
キーワード:
Fentanyl
,
Morphine
,
自己鎮痛法
,
注入器
,
癌性疼痛
Keyword:
Cancer Pain
,
Fentanyl
,
Infusion Pumps
,
Morphine
,
Analgesia, Patient-Controlled
pp.356-359
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013197249
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患者自己調節鎮痛(patient-controlled analgesia:PCA)は,患者が必要と感じるときに,患者自らの手で鎮痛薬を安全に使用することができるように考案された投与法である.オピオイド経口投与と同じように患者自身が主体となって痛みに対処できるため,経口不能時や,骨転移など変動が大きい痛みがある癌患者にとって有用である.PCAの使用にあたり知っておくべき知識について概説する.
©Nankodo Co., Ltd., 2013