新しい局面を迎えた肺癌診療
《肺癌診療にまつわるトータルサポート 治療とケア》緩和ケアの実際
東 陽一郎
1
,
木下 寛也
1国立がん研究センター東病院 緩和医療科
キーワード:
緩和ケア
,
呼吸器徴候と症状
,
骨吸収
,
骨腫瘍
,
肺腫瘍
,
診療ガイドライン
,
癌性疼痛
,
在宅医療
,
介護サービス
,
早期医療介入
,
がん対策基本法
Keyword:
Cancer Pain
,
Bone Neoplasms
,
Bone Resorption
,
Lung Neoplasms
,
Palliative Care
,
Signs and Symptoms, Respiratory
,
Practice Guidelines as Topic
,
Early Medical Intervention
pp.771-774
発行日 2012年11月1日
Published Date 2012/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013010646
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・2012年度から2016年度までの5年間を対象として、「がん対策推進基本計画」の見直しが2012年に行われた。早期から緩和ケアを推進し、全人的な緩和ケアを充実させることが目標とされた。・最近では、非切除進行非小細胞肺癌患者において、早期緩和ケア導入によりQOLの改善や抑うつの低下を認めたとの報告もある。・一方、在宅医療の推進に対して介護保険制度の改正も行われた。・「24時間対応の定期巡回・随時対応型の訪問介護看護」と「小規模多機能型居宅介護に、訪問看護を組み合わせた複合型サービス」が創設され、診療報酬も改定された。・がん患者における早期から終末期までの集学的治療に、切れ目のない緩和ケアの充実が求められている。
©Nankodo Co., Ltd., 2012