外科学の進歩と今後の展望
乳腺外科
園尾 博司
1
1川崎医科大学 乳腺甲状腺外科
キーワード:
乳房形成術
,
乳房腫瘍
,
乳房切除術
,
最小侵襲手術
,
センチネルリンパ節生検
,
ネオアジュバント療法
,
乳房温存療法
,
専門医制度
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Mastectomy
,
Mammaplasty
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
,
Sentinel Lymph Node Biopsy
,
Neoadjuvant Therapy
pp.396-401
発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007206107
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乳腺外科は乳房温存療法、センチネルリンパ節生検、低侵襲療法など手術の縮小化・美容的配慮と化学療法の両輪により進歩している。一方、外科系専門医制度は基盤制度のうえに真の各分野専門医を確立する統合された制度が構築されつつある。この中で乳腺専門医は外科と他科医師から構成されており、各領域と調和のとれた専門医制度が必要である。今後は乳腺外科を含めた外科医の職場環境の改善、報われる専門医を目指さねば外科医は増えず、国民の福祉に貢献することもできない。
©Nankodo Co., Ltd., 2007