発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006291050
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大腸内視鏡診断は拡大電子スコープによるpit pattern診断によって腫瘍の存在診断から壁深達度診断に発展し,粘膜癌,粘膜下層微小浸潤癌と粘膜下層深部浸潤癌,進行癌の鑑別が可能となった.これにより内視鏡切除か外科切除か治療方法の適応決定が合理的になされている.また炎症性腸疾患診断においても重要な役割を担っている.さらにnarrow band imaging(NBI),Endo-Cytoscopeなどの新しい手段を駆使して腫瘍の血管構築,あるいは腫瘍の細胞異型にまで踏み込んだ診断体系が構築されつつある
©Nankodo Co., Ltd., 2006