発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006231509
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近年画像診断の発達によりなんら内分泌異常を呈さない副腎腫瘍が多く認められるようになり,副腎偶発腫と呼ばれるようになってきた.この副腎偶発腫の病理組織学的診断にあたっては,その腫瘤が副腎皮質由来であるのか否か,皮質由来である場合には癌なのか腺腫なのかという2点がきわめて重要になる.副腎皮質由来かどうかの診断にはAd4BP/SF-1の免疫組織化学が有効で,良悪性の鑑別にはWeissの指標を用いる病理組織診断がきわめて有用である
©Nankodo Co., Ltd., 2006