発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005078086
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経腸栄養法は,静脈栄養法に比べ廉価で安全ということで補助ないし強制栄養補給法の第一選択として近年みなおされている.しかし,各種合併症とまったく無縁というわけではない.使用機材の管理認識不足からくる合併症や栄養剤自体の性質による合併症などが発生する.更に誤嚥性肺炎などの致死的合併症も高率に日常臨床の場でみられる.この合併症に対する対策としては,その症状に対する対症治療はもとより,予防法の検討,すなわち栄養管理法が大切である.漫然と投与されるべきでなく,明確な目標のもと常に合併症発生の予防と,目標達成に対する再評価を行いながら管理すべきである
©Nankodo Co., Ltd., 2004