発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002021832
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遺糞または便失禁を伴った高度の便秘を主訴とする学齢児で,保存的治療を2年以上続けても改善がみられなかった10例に対してLynnがultra-short segment aganglionosisに対して行った直腸筋切除術に準じた手術を施行した.その結果ほぼ全例で遺糞や失禁は消失したが,内1例で1年後に骨折の為ベッド上生活となった際に再び高度の便秘をきたすようになった.この例には後に開腹手術を施行し,又,精神遅延のみられた2例では改善迄には期間を要したが徐々に改善した
©Nankodo Co., Ltd., 2001