発行日 2009年8月1日
Published Date 2009/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009298948
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
2008年の第38回日本心臓血管外科学会学術集会で開催されたハンズオンセッション「人工心肺コース」に参加した4施設、医師8名、臨床工学技士4名、体外循環技術認定士(認定士)3名を対象に、体験学習終了後にアンケート調査を行った。「トレーニングは有意義であったか」「今回の経験は生かせるか」「また参加したいか」については、全員が「はい」と回答した。半数の医師は人工心肺ガイドラインを今回はじめて知ったと答え、少しでも読んだことがあると答えた医師は皆無であった。反対に、臨床工学技士は全員が知っていると答え、認定士は全員が全部読んだと答えた。安全装置設置基準についても4名の医師は今回はじめて知り、残り4名は知ってはいても勧告を守る為の行動を全くとっていなかった。認定士および臨床工学技士は勧告を知っていたが、努力していたのは各々1名のみで、遂行したのは認定士1名のみであった。
©Nankodo Co., Ltd., 2009