発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004182186
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
これまで縦隔内における腫瘍が上大静脈を圧迫したり,もしくは浸潤により灌流障害をおこした症例は,もはや手術は不可能なものと処理されていた.しかし,最近の血管外科領域の発展や人工血管の改良により,それは可能となり,手術の適応は拡大されつつある.そこで,上大静脈の灌流障害に対する血行再建術において,著者らの経験に基づいた手技上の留意点について,以下のことを述べた.1)直接縫合術,2)パッチ縫着術,3)人工血管によるバイパス手術,4)切除不能な腫瘍を有する上大静脈症候群への対策
©Nankodo Co., Ltd., 2004