画像による病変の由来部位の診断
第1章 中枢神経 4. 眼窩・頭蓋底・トルコ鞍周囲
住田 薫
1
,
森 墾
1東京大学 大学院医学系研究科放射線医学講座
キーワード:
下垂体腫瘍
,
眼窩疾患
,
眼疾患
,
MRI
,
視交叉
,
視神経疾患
,
腫瘍侵入性
,
トルコ鞍
,
頭蓋底腫瘍
,
鞍隔膜
,
頭部CT
,
びらん
Keyword:
Eye Diseases
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Orbital Diseases
,
Optic Chiasm
,
Optic Nerve Diseases
,
Neoplasm Invasiveness
,
Pituitary Neoplasms
,
Sella Turcica
,
Skull Base Neoplasms
pp.s56-s68
発行日 2017年3月10日
Published Date 2017/3/10
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2017167828
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
眼窩病変では大まかに円錐内,円錐外のどこに由来するかを分類し,視神経や上眼窩裂,骨との関係と併せて評価する.
頭蓋底では脳神経孔の評価が重要で,骨への影響,軟骨結合との関係も由来を知るヒントになる.
トルコ鞍周囲では正常下垂体が同定できるかが大きなkeyである.視交叉との関係もまた由来の推定に役立つ.斜台部では骨由来の病変のほか,上方からの下垂体腺腫,下方からの頭頸部癌の浸潤の鑑別が難しい場合があり,注意を要する.
Copyright © 2017, Gakken Medical Shujunsha Co., Ltd. All rights reserved.