特集 ビギナーのための胸部画像診断 −Q&Aアプローチ−
縦隔腫瘤 中縦隔・後縦隔によくできる病変にはどのようなものがありますか?
原 眞咲
1
1名古屋市立西部医療センター 中央放射線部
キーワード:
気管支原性嚢胞
,
MRI
,
縦隔腫瘍
,
神経鞘腫
,
神経節神経腫
,
鑑別診断
,
胸部CT
Keyword:
Bronchogenic Cyst
,
Diagnosis, Differential
,
Ganglioneuroma
,
Mediastinal Neoplasms
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Neurilemmoma
pp.850-853
発行日 2014年6月25日
Published Date 2014/6/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2014294921
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1. 中縦隔に存在する主な臓器・組織には,気管気管支,食道,反回神経,迷走神経,リンパ節,甲状腺,心膜が挙げられる.
2. 後縦隔には,大きな神経が分布しており(交感神経,肋間神経,交感神経節,脊髄神経節),神経原性腫瘍の発生率が高い.
3. それぞれの臓器・組織から発生する嚢胞性病変,良性腫瘍,悪性腫瘍,炎症肉芽腫性病変を挙げれば鑑別診断となる.異所性に発生する病態を理解できるとより望ましい.
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