特集 頭頸部癌:TNM分類で押さえるべきポイント
口腔癌
馬場 亮
1
,
尾尻 博也
2
1東京慈恵会医科大学附属柏病院放射線部/東京慈恵会医科大学放射線医学講座
2東京慈恵会医科大学放射線医学講座
キーワード:
口腔癌
,
TNM分類
,
深達度
,
画像診断
Keyword:
口腔癌
,
TNM分類
,
深達度
,
画像診断
pp.518-526
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000006985
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● 口腔癌のT分類では深達度評価が重要である.放射線学的深達度は病理学的深達度と相関し,MRI では計測値から2~3mm差し引くことで推定できる.
● 特定の画像所見から深達度を推定できる.舌癌における茎突舌筋・舌骨舌筋浸潤,頰粘膜癌における頰間隙脂肪層浸潤,硬口蓋癌における口蓋骨浸潤はいずれもT2以上に相当する深達度を示唆する.
● 顎骨浸潤はT4aに相当し,CTでの骨皮質破壊,MRIでの骨髄信号異常などとしてみられる.神経周囲進展は予後や治療計画に影響し,三叉神経の評価が必要である.
● N分類では最小横断径の基準がより高い診断能を示し,focal defectが最も重要な転移の指標となる.遠隔転移は肺が最多で,オリゴメタスタシスは比較的良好な予後を示す.

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