Refresher Course
ステントグラフト術後の画像診断 ―みるべきポイント
堀 祐郎
1
1昭和大学藤が丘病院放射線科
pp.231-238
発行日 2025年1月25日
Published Date 2025/1/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000006041
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ステントグラフト術後の画像診断においては,使用したステントグラフトの種類と併用された治療内容を手術記録などで確認し,その上で,瘤径拡大の有無のみではなく,接合部の状態や中枢側・末梢側のシーリングの状態を,多断面の画像を用いて丁寧に観察することが大切である.これによりtype1やtype3エンドリークを予見し,予防的な追加処置につなげることができる.また,エンドリークが認められた際には,そのtypeも記載することが望ましいが,中枢側や末梢側の拡大によりエンドリークが発生しやすいこと,occult type1エンドリーク,もやもやエンドリーク,type4エンドリークといった特殊なエンドリークの存在も知っておく必要がある.
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