特集 臨床所見から考える婦人科画像診断
年齢,月経,妊娠出産歴から考える卵巣腫瘍
坪山 尚寛
1
,
中本 篤
2
,
富山 憲幸
2
1大阪大学大学院医学系研究科放射線医学講座/神戸大学大学院医学研究科内科系講座放射線医学分野放射線医工学部門
2大阪大学大学院医学系研究科放射線医学講座
キーワード:
卵巣
,
性索間質性腫瘍
,
胚細胞腫瘍
,
上皮性腫瘍
Keyword:
卵巣
,
性索間質性腫瘍
,
胚細胞腫瘍
,
上皮性腫瘍
pp.771-780
発行日 2024年6月25日
Published Date 2024/6/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000005523
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● 小児では胚細胞腫瘍が,更年期以降では上皮性腫瘍が多く,両者の移行期であるadolescent and young adult(AYA)世代では様々な腫瘍が混在する.
● 性索間質性腫瘍は様々な年齢に発生し,ホルモン産生による特有の月経関連症状が診断の手がかりとなるが,他の様々な卵巣の腫瘍性・非腫瘍性病変もホルモン産生を伴いうる.
● ホルモン産生卵巣腫瘍はサイズが小さいことがあり,的確に検出する必要がある.
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