特集 “現場的”外傷画像診断とIVR ~命を救うRadiologyのチカラ
6章 実症例で学ぶ! DCIR case review Case4 ハイブリッドERシステム導入前後での診療の変化
小出 裕
1
,
川﨑 竜太
1
,
田口 裕司
2
,
当麻 美樹
2
1はりま姫路総合医療センター 放射線診断・IVR 科
2はりま姫路総合医療センター 救急科
キーワード:
HERS
,
腎損傷
,
後腹膜血腫
,
肝損傷
Keyword:
HERS
,
腎損傷
,
後腹膜血腫
,
肝損傷
pp.S192-S195
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000005377
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
• ハイブリッドERシステム(以下,HERS)(2章-4,p.S57参照)では,血管造影装置とCT を一体化したIVR-CT を導入した初療室で救急診療を行うことで,患者を移動することなく初期治療からCT,IVR,手術の施行が可能となる.
• 外傷診療において,止血術までの時間の短縮は生命予後の改善につながるため,HERSは外傷患者の生命予後改善に寄与すると考える.当院は,2022年5月1日に病院統合により,兵庫県立はりま姫路総合医療センターとして開院した.開院と同時にHERSが導入され,その運用が始まった.HERS導入前・後の症例を提示する.
Copyright © 2024, Gakken All rights reserved.