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特集 泌尿器科救急疾患―あなたの対処は間違っていませんか?
腎外傷
Management of renal trauma
柳 雅人
1
,
西村 泰司
2
,
近藤 幸尋
1
Masato Yanagi
1
,
Taiji Nishimura
2
,
Yukihiro Kondo
1
1日本医科大学付属病院泌尿器科
2那須赤十字病院泌尿器科
キーワード:
腎損傷
,
保存的治療
,
経カテーテル動脈塞栓術
Keyword:
腎損傷
,
保存的治療
,
経カテーテル動脈塞栓術
pp.775-778
発行日 2013年9月20日
Published Date 2013/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103318
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要旨 血圧が維持できない緊急開腹を要する症例を除き,腎損傷は造影CTによる腎実質の損傷程度,血管損傷の有無,活動性の出血の有無,血腫の範囲,尿溢流の程度の評価が重要となる。腎損傷の治療は,①保存的治療,②経カテーテル動脈塞栓術(以下,TAE:transcatheter arterial embolization),③開腹手術,に分けられるが,治療の第一目標はもちろん救命であり,患者の全身状態,CT所見,合併損傷があればその程度,また医療環境が治療方針を左右する。
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