Refresher Course
新型コロナ後遺症の画像診断 ―循環器領域のコロナ後遺症について知る―
相川 忠夫
1
,
真鍋 徳子
2
1順天堂大学医学部附属浦安病院循環器内科/自治医科大学附属さいたま医療センター放射線科
2自治医科大学附属さいたま医療センター放射線科
pp.1198-1203
発行日 2023年9月25日
Published Date 2023/9/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000004877
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
新型コロナウイルス感染症が軽快した後にコロナ後遺症(罹患後症状)が続く患者が一定数存在するが,倦怠感や息切れ,胸痛,動悸など循環器疾患でみられる症状が続くこともよくある.しかし,その診断法は確立されていないため,一般的な検査で異常がなく不定愁訴として片付けられてしまうこともある.一方,感染前は無症候性であった循環器疾患が感染後に顕在化する場合があり,これらの病態の除外診断も重要である.本稿では,循環器領域のコロナ後遺症における画像診断の有用性について概説,症例提示する.
Copyright © 2023, Gakken All rights reserved.