ここが知りたい!
画像診断2023年5月号特集「唾液腺・甲状腺をきわめる」
田中 史根
1
,
加藤 博基
2
,
宮坂 祐輔
3
,
内匠 浩二
4
1三重大学医学部附属病院放射線科
2岐阜大学医学部放射線科
3国立がん研究センター東病院放射線診断科
4鹿児島大学大学院医歯学総合研究科放射線診断治療学分野
pp.1176-1179
発行日 2023年9月25日
Published Date 2023/9/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000004871
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Q1 悪性腫瘍群ではその不均一性のためか,ADC・TBF値のバラツキが強く,診断の難しさを物語っていると思いました.ADC,TBFのヒストグラムパラメータの中で,特に悪性腫瘍の診断に有用なものを教えてください.
Q2 Sjögren症候群,若年性反復性耳下腺炎,線維素性唾液管炎の導管拡張パターンは異なるとのことですが,所見が混在した場合はどのように鑑別したらよいでしょうか?
Q3 小唾液腺腫瘍において,腺様嚢胞癌と粘表皮癌の頻度が高いことをご教示いただきました.この組織型の違い(および粘表皮癌における悪性度の違い)によるマネジメントの違いや,それを踏まえて画像診断レポートに求められる役割について,知っておくべきことがあればご教示ください.
Q4 甲状腺偶発腫についてACRのwhite paperを提示されていましたが,相当な数に超音波検査を勧めることになってしまいそうです.年齢的な制限など,先生のお考えが知りたいです.また,超音波検査を勧めた場合,超音波検査ではどの程度の頻度で経過観察すべきなのでしょうか? あるいは,どのような所見があると細胞診に進むのでしょうか?
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