特集 脈管異常のアップデート― 新ISSVA分類で深める病態の理解―
脈管奇形とmimics の画像診断
熱川 奈津子
1
,
大須賀 慶悟
1
,
山本 和宏
1
1大阪医科薬科大学医学部放射線診断学教室
キーワード：
脈管奇形
,
静脈奇形
,
リンパ管奇形
,
動静脈奇形
Keyword:
脈管奇形
,
静脈奇形
,
リンパ管奇形
,
動静脈奇形
pp.1221-1230
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002524
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“血管腫”や“リンパ管腫”と一括りにされてきた病変が，International Society for the Study of Vascular Anomalies（ISSVA）分類の提唱以降，脈管性腫瘍と脈管奇形に分類されるようになった．脈管性腫瘍・低流速型脈管奇形・高流速型脈管奇形では治療方針が大きく異なるため，腫瘍組織の有無で脈管性腫瘍と脈管奇形を大別し，血流の有無・血流の速さ・静脈石の有無などで脈管奇形を分類することは非常に重要である．脈管奇形の各病変の特徴と，mimicsを理解して適切な画像診断に臨む必要がある．
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